ホス狂いDAYS

ホストのメルアドは、たいてい“素直”だ。そう、源氏名に誕生日の数字が並ぶ、それだけで十分わかってしまう。 「本当に嘘じゃないからね。ちゃんと俺が電話したら出るんだよ」 そう言って、彼は少し申し訳なさそうに笑った。こちらの […]

ホストクラブに通っていると、このホスト軽い男だなってふと感じる瞬間がある。例えば「今のホストと客だよね…キスとか、いいなー」と、私が何気なくそうつぶやくと、その後彼はすかさず反応し、 「ん？ キスしたいの？ キスしようか

ホストクラブでよくある“あるある”のひとつに、「エレチュー」というものがある。エレチューとは、ホストとエレベーターでキスすること。お酒も入り、テンションが高まったままエレベーターへ向かえば、つい――という場面も少なくない

ホストクラブの楽しみは席での会話だけではない。「ホストの送り指名」という、もうひとつの“ときめき”があるのだ。 帰ろうとしたとき、皇夜がさりげなくエレベーターの前に現れた。「もっと話したかったな」そんなふうに言われて、私

ホストクラブに初めて来たとき、必ず訪れるのが時間が来て「延長しますか？」と言われる瞬間だ。私も、初回セットの時間が終わるタイミングで、スタッフから声をかけられた。「もうそんな時間？帰ろうかな…」とつぶやいたその直後、皇夜

場内指名入れた時、よく聞く言葉、そう、もちろん、それはわかっていた。 「場内指名ありがとう。よろしくね」ホストの皇夜が笑顔でグラスを掲げた。私もぎこちなくグラスを持ち上げ、「よろしく」と返したけれど、表情はまだ少し固い。

場内指名の選び方にもいろいろある。「そういえば、場内指名を無料にしてもらったな。」 彼女は、テーブルの端に置かれたドリンクを手にしながら、ふとそんなことを思い出していた。場内指名――それは、その場で気に入ったホストを指名

ホスト初回時の名刺の置き方、このお話は、ホスト漫画　ホス狂い「ホストの名刺どうする」のノベライズ小説です。原作と合わせてお楽しみください。 さて、ようやく席に落ち着いたのも束の間、私の目の前には既に数枚のホスト名刺が並べ

ホストの名刺と顔が覚えられない！-第3話はホスト漫画ホス狂いの「ホストの名刺と顔」のノベライズ小説版です。 初回でホストの名刺と顔はなかなか覚えられないです。「はじめまして。これ、名刺です」初めて足を踏み入れたホストクラ

ホスト初回は激安です！　第2話は、漫画ホス狂いの世界 「ホストクラブの初回は激安です」のノベライズ小説です。 さて、歌舞伎町のネオンが、私の顔をギラギラと照らす。そして、今夜もまた、あの場所へ向かうのだろうか。実際、足は