
店に行きたくなるLINEをするホストの魔法
店に行きたくなるLINEをするホスト──それは日常的なやり取りに見せかけた営業戦術です。
私は京平との会話が盛り上がらず、「もう、あの店は行かないかな」と心の中で思っていました。ところが帰り道、家に着く前にLINEの通知が鳴るんです。「今日はありがとう〜♡」「また会いたいな♡」と絵文字やスタンプたっぷりのメッセージ。正直、内容は単純。でも、そのタイミングで届くから心が揺れるんですよね。
ホストのLINE営業とタイミング
ホストの仕事は会話で楽しませること。けれど人間ですから、どうしても会話が途切れる時があります。実際、京平との卓では「何か面白い話してよ」と逆に振られてしまい、私の方が必死に話題を探す始末。
そんな微妙な空気をフォローするのが営業LINE。お店で物足りなくても、「電車乗れた?」なんて一言がすぐに来ると、「あれ、意外と気にしてくれてる?」と勘違いしてしまうんです。こうしてまた次に繋がってしまう。まさに営業の心理戦です。
営業LINEとホスト用語の世界
ホストの世界では「営業メール」ならぬ「営業LINE」が欠かせません。これはお客に次の来店を促すためのメッセージ。まめなホストは一人ひとりに違う文面を考えますが、手を抜くホストはコピペで済ませてしまう。すると受け手には「これ全員に送ってるよね」とバレてしまいます。
でも逆に、ほんの少しでも個別感があると一気に心を掴まれる。だからこそ、営業LINEは内容よりも「タイミング」と「相手に合わせた演出」が重要なんです。
その日のうちに届くことが大事
翌日より、その日のうちに届くLINEこそ効果的。お酒の勢いや余韻が残っている状態で「もっと話したかった♡」と届けば、「また行こうかな」と自然に思ってしまう。逆に翌日以降だと冷静になり、「営業だな」と受け止めてしまうんです。だから営業LINEはスピードが命。ホストにとって大変でも、とくにこの一手間が次の売上を左右するのです。
気遣いか、探りか
それでも「電車乗れた?」というLINEを受け取ると、ふと思います。「これって優しさ?それとも他店に行ってないか探ってる?」と。結局どちらでも構わないのかもしれません。だって、受け取った時点で心は動いてしまうのだから。ホストの世界は、優しさと心理作戦の境界が曖昧だからこそ面白いんです。
ホスト用語解説
- 営業メール/営業LINE … お客に次の来店を促すための連絡。
- コピペ営業 … 全員に同じ文章を送る営業手法。見抜かれやすい。
まとめ
店に行きたくなるLINEをするホストは、会話で物足りなさを残しても、その夜のうちに「また会いたい」と伝えてくる。内容の真偽よりも、タイミングと演出が大切で、女の子はそれだけで再びお店に足を運んでしまう。こうして今日もホストクラブの扉は開かれていきます。
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原作漫画のご紹介
この話の原作4コマは ホスト漫画ドットコム
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