ホストとの悲惨なクリスマス【ホス狂第34話】

ホストとの悲惨なクリスマス

ホストとの悲惨なクリスマスが始まった瞬間

ホストとの悲惨なクリスマスは、最初から少しズレていました。私は担当ホスト・こう君に、希望額の10分の1にあたる某ブランドの腕時計をプレゼントしました。もちろん、金額的には彼が本気で欲しがっていた100万円のロレックスには到底届きません。しかし、心を込めて選んだ品を差し出すと、彼は笑顔で「ありがとう‼」と受け取ってくれたのです。

とはいえ、内心では「希望の10分の1」という言葉が自分に突き刺さります。ホストにとって、プレゼントは営業活動の一部。だからこそ、他の客と比べられることも多いのです。結局、私は「気に入ってくれるかな」と不安を抱えながら差し出しました。


プレゼントに喜ぶホストと私の複雑な気持ち

ホストとの悲惨なクリスマスというテーマを裏付けるように、こう君は「凄く嬉しい‼絶対大事に使うからね」と大げさなくらいの笑顔を見せました。私は「気に入ってくれて良かった」と笑いましたが、胸の奥には複雑な感情が渦巻いていました。

なぜなら、ホストには複数の「お客さん」が存在します。中にはエースと呼ばれる高額を使う女性もいれば、細客や繊維客と呼ばれるお金をほとんど使わない人もいます。私はどちらかといえば中途半端。だからこそ「他の子がもっと高いものを贈っていたらどうしよう」と考えてしまい、素直に喜べなかったのです。


期待していなかったアフター、しかし本音は…

ホストとの悲惨なクリスマスを決定づけたのはその夜の帰り道でした。電車に揺られながら、「クリスマスプレゼントとか全然期待してなかったし、自分で買うし…」と自分に言い聞かせました。さらに「別にアフターや枕も期待してなかった」と強がりました。

しかし、実際には少しだけ「今日くらいは特別な時間を過ごせるのでは」と期待していました。ホスト用語でいうところの「アフター枕」。すべてのホストがそれをしているわけではないと分かっていても、イベントの日にはどこかで期待してしまうのです。


本当はめちゃくちゃ期待していた夜 ホストとの悲惨なクリスマス

ホストとの悲惨なクリスマスは、自分の中で正直さを失った夜でもありました。私は可愛い下着を選んで身につけ、どこかで「もしかしたら」という気持ちを隠していました。それなのに、結局は一人で電車に揺られながら帰宅。

「まぁ、今日は可愛い下着にしてたんだけどな…」という心の声は、虚しさを一層強めました。漫画風に言えば「めちゃくちゃ期待してました」というオチ。だけど、ホストクラブではよくあること。担当がエース客やお気に入りの細客と過ごすのは、もはや暗黙の了解です。オーラスまで残った子が勝ち取るのかもしれません。


ホストとの悲惨なクリスマス しかし次のイベントに向けて

ホストとの悲惨なクリスマスを終えた私は、苦笑いしながら「まぁ、これも経験か」と自分に言い聞かせました。年末が近づくと、ホストクラブではカウントダウンイベントが開催されます。お店を締めくくる大きなイベントに向けて、スタッフもお客も気持ちを切り替えていきます。

年賀状もまだ書いていないし、仕事も山積み。けれど、どこかでまた「次こそは」と期待してしまうのがホスト狂いの悲しい性なのかもしれません。

最後に、ホスト用語解説

  • エース:最も多くお金を使うお客。
  • 細客:あまりお金を使わないお客。さらに下は繊維客。
  • オーラス:開店から閉店まで居続けること。
  • 最低料金:最小限の注文で過ごすための料金。
  • :ホストと寝ることで売上やお礼に繋げること。ただし、全員がしているわけではない。

ホストとの悲惨なクリスマス その裏側を知った今こそ自分がステージに立つ番

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このお話の原作について

この話の原作4コマはホスト漫画ドットコム ホス狂い!!

第34話 ホストとの悲惨なクリスマス に掲載中です!

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