ホスト店選びの分かれ道―何を信じどこで夢を見るか【絆 第3話】

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ホスト 店選び

歌舞伎町のホストへまずは店選びを始める。――ネオンの渦。

その中心にたどり着く前に、国見はスカウトたちに囲まれていた。

「うちは日当も出るし、バックも即日払いだよ?」
「最初からスーツ貸すし、寮も完備してるよ!」

言葉の応酬。確かにどの店も好条件を掲げていた。
だが、笑顔の奥に潜む“都合のいい話”を、国見は冷静に見ていた。

「ホストの店選びって、就職より難しくね?」

冗談めかした一言の裏には、現実を見抜く目があった。

実際、ホストの世界では、店選びを間違えただけでキャリアが潰れる。

ある店は「派閥が強く、ルールが曖昧」。
またある店は「新人にチャンスがない」。
そして別の店は「最初の売上だけで未来が決まる」という噂すらあった。

だからこそ、彼は決めていた。

「名前なんて売れてなくていい。だけど、チャンスだけは平等に欲しい」

どんなに甘い言葉をかけられても、ホストとして成功するには“自分の直感”を信じるしかない。

その末にたどり着いたのが、小さな無名の店だった。
看板も出ていない。ビルの5階。ドアを開けた先には、無愛想な男がひとり。

「面接? 名前、年齢、経験は?」

事務的な質問。だが、国見はまっすぐ答える。

「経験なし。でも、勝つ気だけはあります」

その言葉に、男はふっと笑った。

「……なら、やってみろ」

ホストとしてのスタートラインに立てた瞬間だった。
このホスト店選びが、彼の運命を大きく変えていく。

その頃、東條は組織の一室で、新しい雑巾を手にしていた。
少しずつ、だが確実に、裏社会の底から這い上がろうとしていた。

交わした“誓い”だけが、ふたりの行き先を繋いでいた。

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ホスト漫画ドットコム  絆-Kizuna-誓いという名の掟

第3話 ホスト 店選びの分かれ道――何を信じ、どこで夢を見るか

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