
ホストの面接なんて未経験 、しかも酒も飲めないし、イケメンでもないし…「それでもホストになれるのか?」ジンは自信なさげにそう呟いた。ホストクラブの面接中、担当者にそう伝えると、意外な返答が返ってきた。
「やる気と清潔感があれば、未経験でも大丈夫ですよ」
拍子抜けするほどあっさりとした答えだった。ホストクラブといえば、見た目重視で、イケメンでなければ無理だと思い込んでいたジン。しかし、実際はまったく違っていた。
実際、ホスト業界では「置物ホスト」と呼ばれる、見た目はいいけれど会話ができないホストよりも、盛り上げ上手なホストの方が圧倒的に重宝される。ブサホス、デブホストといった見た目にコンプレックスを持つホストであっても、その個性を武器にして指名数を伸ばしている人も多い。最近では整形費を出してくれるところもあるようだ。
ホスト面接未経験で知った事は最低限の礼儀と清潔感
もちろん最低限の礼儀と清潔感は必須。面接では「髪を洗ってない」「服がヨレヨレ」なんてのはNGだ。飲食業と同じく、お客様の前に出る以上、見た目の清潔さは絶対条件といえる。
また、意外にもホストクラブには「ネオホスト」と呼ばれる、私服接客・ノンアル営業のスタイルも増えている。つまり、お酒が飲めない人でも活躍できる時代になっているのだ。
とはいえ、面接時には自信のなさを見せすぎないことも大切だ。ジンのように「俺なんかが…」というスタンスより、「頑張りたいです!」という姿勢のほうが印象が良い。
ホストの面接は、未経験だからこそ怖い。でも、一歩踏み出せば案外、世界は開ける。ジンのように自分を信じて飛び込んでみるのも、悪くないかもしれない。
この話をぜひ原作漫画で読んでください→ホスト漫画ドットコム ジン君 第10話
第11話 に続く