
担当を切りたくなるときとは?
担当を切りたくなるときは、ホストクラブに通う女性なら一度は感じたことがあるかもしれません。たとえば、目の前で他のテーブルが盛り上がり、思わず「あっ卓チューだ…」とつぶやいた瞬間。幸せそうにキスをするその光景に、嫉妬や羨望が入り混じるのです。
私は思わず「いいなぁ、私も一度は卓チューしてみたいなぁ」と口にしました。そのとき、横にいた担当ホストが小さく笑いながら「今なら…」とささやいたのです。しかし、それはまったく違う方向に転がっていきました。
卓チューと卓ゲロの現実
担当ホストは顔を赤らめながらこう続けました。「卓チューは無理そうだけど、卓ゲロなら出来そうだよ…」と。私は一瞬で固まりました。どうやら他卓で「淡麗ならいくらでも飲んでいいよ!」と煽られ、勢いで飲みすぎていたらしいのです。
心の中で私は「他卓で淡麗を浴びるように呑んできた担当…」と呟きました。お酒に強くないのに無理をする、その姿は笑い話にもなりますが、同時に「本当にやめて」と言いたくなる瞬間でもあります。結局、そのあと担当は「吐きそう」と青ざめ、私が「やめて、本当にやめて」と制止する羽目になりました。
担当を切りたくなるときの心理
このように、担当を切りたくなるときというのは、特別な裏切りや大事件ではなくても、ふとした出来事からやってきます。卓チューという夢のような行為の裏で、卓ゲロという現実を見せられる。笑えるけれど、同時に冷めてしまう瞬間です。
ホスト用語で「卓チュー」はテーブルでのキスを指し、被り客がいれば切れる(縁が切れる)リスクも伴います。一方「卓ゲロ」はテーブルで吐いてしまう行為。ホストも人間ですから飲み過ぎることもありますが、それを目の前で見てしまえば「この担当で大丈夫?」と不安が募るのも当然でしょう。
まとめ:担当を切りたくなるときは誰にでも訪れる
結局、担当を切りたくなるときは特別な出来事ではなく、こうした小さな失望や幻滅の積み重ねで訪れるのかもしれません。お酒の強さに関係なく、盛り上がるために無理をしてしまうホストの姿は、時に切なく、時に笑えてしまうもの。
それでも卓チューのように、お客とホストが心を通わせて幸せそうにしている光景を見ると「また通いたい」と思えるのも不思議なところです。お酒も人間関係もほどほどに──それが長く楽しむコツなのかもしれません。
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このお話の原作について
この話の原作4コマはホスト漫画ドットコム ホス狂い!!
「第38話 担当を切りたくなるとき」 に掲載中です!
