ホスト 独立 準備 ─ 店を持つという現実【RD 第17話】

ホーム » ホスト 独立 準備 ─ 店を持つという現実【RD 第17話】
ホスト 独立 準備 ─ 店を持つという現実:第17話

ホスト 独立 準備  独立を決意した兄弟が直面する、現実的な資金・物件・仲間集めの壁。店を持つとはどういうことか?

夢から現実へ。ホスト 独立 準備の第一歩

「兄貴……ほんとに、やるんだな」

龍斗の声には、これまでにない重みがあった。
というのも、これまで夢だったものが、今まさに“現実”へと姿を変えようとしていたからだ。

そして、昇太は静かに頷いた。
さらに、ゆっくりと手元のノートパソコンに目を落とす。

そこには、候補となるテナント一覧と、資金計画のシートが広がっていた。
けれど、その画面に映る数字以上に――二人の“覚悟”のほうが、ずっとリアルだった。

ヒロの支援によって、背後にあった不安はひとまず消えた。
とはいえ、それで全てが整ったわけではない。
むしろ、本当の“現実”はここから始まるのだった。

「初期費用だけで、ざっと500万……
そこに内装や備品、人件費まで加えると――」

昇太がノートパソコンの画面を見つめたまま、静かに言う。
その数字の列は、夢ではなく“請求書”のように突き刺さってくる。

「軽く1000万コースだな」

龍斗が、ため息混じりに呟いた。
けれど、その声にあるのは絶望ではなかった。
というのも、すでに彼の中では、引き返すという選択肢は消えていたからだ。


ホストとして、経営者として。そして二人の成長

現場を離れ、見るものすべてが“経営目線”になる。
これまで見えていなかったリスクや責任、スタッフへの配慮、売上の波。
ホストを辞めたわけではない。けれど、彼らは確実に“次のステージ”に進んでいた。

「でもよ、客ゼロから始めるってことだよな」
龍斗の不安は的を射ていた。

「俺たちが売れてたのは、あの店の看板もあったからだ」
「じゃあ今度は、自分たちの看板をつくるだけだ」
昇太の返答に、龍斗は少しだけ笑った。

簡単じゃない。けれど、だからこそ――
“やる価値”がある。


ホスト 独立 準備は、まだ始まったばかり

その夜、兄弟は事務所代わりに使っている狭いワンルームで、インスタントのカップ麺をすすっていた。
資金を少しでも節約するため、外食も控えている。

「ここまでして……成功する保証なんて、どこにもねぇのにな」

龍斗の言葉に、昇太は即答した。

「だから、やる意味がある」

今なら、まだ引き返せるかもしれない。
けれど、その選択肢は二人の中になかった。
すでに、戻る場所は手放したのだ。


さらにその他の連載作品をご紹介します。

ホスト 独立 準備 の先に──まずは「自分の場所」で輝こう

ホストとしてのキャリアに「区切り」をつけた先に、本当の挑戦が待っています。
今まさに、自分の場所を探しているあなたへ。
ホスト独立を目指すなら、“最初の環境選び”がすべてです。

上部へスクロール