ホスト 兄弟 すれ違い ー背中を追うだけじゃもう足りない【RD 第13話】

ホスト 兄弟 すれ違い ー背中を追うだけじゃもう足りない:第13話

ホスト 兄弟 すれ違い 昇大は、イベントの成功が目前に迫るなかで、どこか浮き足立っていた。
もちろん、喜ばしいことではあった。
とはいえ、その熱量に龍斗は終始ついてこようとはしなかった。

ホスト兄弟のすれ違い

それは、ほんの些細な言葉のズレや、視線の交わらなさから始まった。
けれど、確実に、何かが噛み合わなくなってきている。

かつては同じ夢を追い、肩を並べて歩いてきた兄弟。
それなのに今は、別々の道を歩き始めたかのような錯覚さえあった。
つまり、兄弟としてのホスト人生に、目に見えぬ“亀裂”が生まれつつあったのだ。


すれ違う兄弟が、それぞれの客に向き合う夜

営業中、昇大は指名席で盛り上げる一方で、
龍斗は初指名の女性客とゆっくり話していた。

「あなた、他のホストとちょっと違うね」
「そうかも。俺、兄貴ほど“派手”じゃないから」

それは、あえて兄と同じ道を歩まないという、差別化を意識した一言だった。
とはいえ、対抗心というよりも――自分なりのやり方を貫きたいという想いの表れだった。

つまり、龍斗にとっては、兄を超えることよりも「同じにはなりたくない」という気持ちのほうが強かったのだ。


ホストとしての自立と、兄の焦り

龍斗の売上が静かに伸び始めていた。
店長の神崎もその変化に気づく。

「弟くん、ちょっと空気変わってきたね」
「あいつ、最近何か考えてるのかもな……」

昇大は、弟の背中が遠くなっていく感覚に、言いようのない焦りを覚え始める。


“兄の背中”を見失った弟が選んだ道

営業後、ロッカールームで向き合う兄弟。
昇大が話しかけようとするが、龍斗は一言だけ呟いて立ち去る。

「オレ、もう“誰かの背中”を追うだけのホストじゃないから」

その背中は、かつて兄が自分に見せた“決意の背中”とよく似ていた。


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兄弟でホストを始めても、同じスピードで売れるとは限らない。すれ違いを超えて、自分の道を見つけたいなら―

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