ホストのお酒は、なぜこんなに高いの? 第19話

ホストお酒高い

ホストのお酒高い!ドンペリ1本に込めた、私の“あとちょっと”

「売上あと少しって、いくらの差なの?」

その夜、担当のホストが沈んだ顔で私の席に戻ってきた。明らかにテンションが低い。理由を尋ねると、彼は少し眉をひそめながら、ぽつりと答えた。

「う~ん……向こうが高額入れなきゃ、10万ぐらいで大丈夫かな」

その言葉を聞いた瞬間、私は心の中で財布の中身を確認した。なんせホストのお酒高い。

今日は15万円。現金でそれだけは持ってきていた。つまり、ギリギリなんとかなる。

だけど──それはあくまでも「本体価格」だけの話だった。

「じゃあ、10万円のドンペリ、1本だけね。今日だけだからね!」

自分で言いながら、笑顔を保つのがやっとだった。ホストはパッと表情を明るくし、「本当⁉ ありがとう‼」と、まるで少年のように喜んだ。

だが、その笑顔の裏側で、私はすでに後悔を始めていた。


ホストのお酒は高い。“あとちょっと”は、財布に大打撃

「お酒が飲めない私にとって、お酒に10万ってどうなの?」

そう思いながら、私は目の前でシャンパンを開けるホストの笑顔を見ていた。

──正直、ワインくらいにしておけばよかった。

ホストクラブ初心者だった私は、「お酒の値段」がすべてではないことを知らなかった。そこに加わる チャージ料金ホストの飲み物代、そして TAX(サービス料+消費税)。会計を見たとき、私の想定していた金額をゆうに超えていた。とにかくホストのお酒高い!

財布に15万持ってきていたのに、あっという間に空っぽ。カードでの支払いをすすめられなかったことが唯一の救いだった。


高いのは“お酒の値段”だけじゃない

あとになって気づいたが、ホストお酒の値段は高い「ドンペリ1本10万」というのは、実は“最低価格”。お店によっては 金額が14万前後になることもある。
色によってはさらに高額になり、レッドやロゼは数十万円以上という世界。

しかも、彼らは「あとちょっとでラスソンなんだ」と言って、気軽にシャンパンをすすめてくるけれど、それはあくまで“ホスト目線”のあとちょっと。

お客の財布にとっては“致命的な一撃”であることも、珍しくないのだ。


「ホスト お酒 高い」と検索する前に知りたかったこと

「今日、痛い出費した。かなり後悔……」

お会計のあと、私はため息まじりにそうつぶやいた。
それでも、彼の笑顔を見て、どこか満たされた気持ちもあるのが不思議だった。

次からは、TAXも含めて計算しよう。
次からは、もっと冷静に判断しよう。
でも――きっとまた、“あとちょっと”に手を伸ばしてしまうんだろうな。


ホスト用語(今回のまとめ)

  • メンキャバ:時間制で料金が決まっているホストクラブ。キャバクラの男性版。
  • TAX:サービス料金+消費税。ホストクラブでは20〜35%が一般的。
  • チャージ料金:座席料のこと。
  • ドンペリ:ホストクラブでの定番高額シャンパン。お店により価格差がある。
  • ラスソン:ラストソング。売上1位のホストが閉店時に歌える“名誉”

この話の原作4コマは ホスト漫画ドットコム

第19話 あの有名な方に出会えました」 に掲載中です!

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