
良いホストかと思ったけど、先輩の本音に驚き
良いホストかと思ったけど、ジンはすぐにその考えを改めざるを得なかった。
先輩ホストが言ったのは、「代表がエース呼んでくれたから、その卓接客行くぞ」という一言。エースとは、一番お金を使う大事なお客様のこと。そんな人を相手にするなんて、ジンにとってはまだ心の準備が整っていない。
「えぇ!?俺まだ心の準備が…」と戸惑うジンに、先輩は気軽に答える。
エースのお客様は超常連だから安心?
「大丈夫だよ!エースって超常連だし」と先輩は微笑んだ。しかしジンの心は晴れない。「俺、何かしらミスしてお客を怒らせたり、迷惑かけちゃいそうです!」と不安を吐き出す。
ホスト未経験である自分にとって、エースという響きはあまりにも重い。だが先輩は「何かまずかったらその都度言うし、ホスト未経験だからミスして迷惑かけるのは当たり前。心配するな」とさらりと答える。
その言葉に一瞬救われそうになるが、ジンは「やっぱり良いホストだな」と安心しかけた。だが次の瞬間、その思いは裏切られる。
最低な先輩ホストの発言
先輩は笑顔でこう続けたのだ。「それに俺の客じゃないから怒らせても全然大丈夫!」
ジンは心の中で「この人最低だ!!」と叫んだ。良いホストかと思ったけど、実は自分の責任を放り出すタイプだったのである。
しかし実際のホストクラブでは、新人がいきなり一人で接客を任されることはない。必ず教育係や指名ホストが一緒に卓につき、常連客がサポートしてくれる。だから体入でも安心して接客に挑める環境が整っているのだ。
体入ホストでも安心して接客できる理由
体入で接客する場合、多くは常連のお客様が対象となる。お客様の方も「新人が入った」と事前に知らされているため、少しくらいのミスは許容してくれる。むしろ「優しくしてあげて」と担当から頼まれているケースも多いのだ。
また、仮にお客様を怒らせてしまっても、なだめるのは担当ホストの役目。新人が全ての責任を負うことはない。だから「失敗しても大丈夫」と思えるのが、ホスト体入の大きな安心材料といえるだろう。
ちなみにホスト経験者として体入する場合は、初回客の接客を任されることもある。だが未経験者であれば基本的に常連客対応なので安心して挑戦できる。
まとめ:良いホストかと思ったけど…
良いホストかと思ったけど、実際は最低な一面を見せる先輩もいる。とはいえ、ホストクラブの仕組みとして新人が安心して接客できる環境は整っている。エースや卓といった専門用語に怯える必要はなく、体入から少しずつ経験を積んでいけばよいのだ。
ジンにとって「この人最低だ!」という瞬間も、後から思い返せばホストクラブのリアルな一面として学びとなるだろう。
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このお話の原作は
「第33話 ホスト良い人かと思ったけど」 に掲載中です!
